●316 野邊ゆけば のべゆけば 〇すみれとりてつくしつみて

 表題:野邊ゆけば
 読み:のべゆけば

 収録:(A)昭和女子音樂教科書 巻之4 永井幸次,田中銀之助共編 大阪音樂學校樂友會 1929(S.4).4=初/1930(S.5).2=修正再版 ◎[A3-32],Copy=(K82)
    謄写版楽譜を貼り合わせたスクラップブック中にも発見

 記譜:三部合唱(伴奏なし) イ長調 2/4

 インチピット:ミドシレ|ドミソ|ミドシレ|ドミソ|

 曲:ケルビーニ,ルイジ(Cherubini, Luigi)(1760-1842)[イタリア(→フランス)]
 詞:犬童球渓



[詞] ※昭和女子音樂教科書 巻之4より

1.菫とりて土筆(つくし)摘みて野邊行(ゆ)けば 雲雀は高く御空に歌ひ
  棚引く霞も長閑(のどか)に 胡蝶はひくゝ菜の葉に踊り
  麦生(むぎふ)の伏屋(ふせや)も靜けし

2.花をめでゝつばなぬきて野邊行けば 春風輕(かろ)くたもとにかをり
  燃え立つかげろふ長閑に 若草青く小みちをうづめ
  流るゝ小川もしづけし

 ※謄写版とは一部文字が違う
  注)つばな=茅花 チガヤの花


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